カルボオンデマンドが買収のウィリアムズF1、ミシェル・カルボナーラがアゼルバイジャンで1位表彰台。

2018年06月04日

 株式会社カルボオンデマンドがウィリアムズ・グランプリ・エンジニアリング(Williams Grand Prix Engineering)を買収してフォーミュラー選手権に参入した今シーズン。新しくシートを獲得したイギリス人ドライバーのミシェル・カルボナーラ(20)が、アゼルバイジャンGPでトップチェッカーを受けた。カナダGPに続いて2連続となり、モナコを除けば5度目の表彰台となる。

 ウィリアムズ・カルボオンデマンド・エンジニアリングは1stドライバーにフェリペ・マッサ、2ndドライバーにメルセデスのドライバー育成プログラム出身のミシェル・カルボナーラを起用。ミシェルは開幕オーストラリアGPで初レース初表彰台を奪い、その後もマッサよりも好成績を残していたが、今回アゼルバイジャンで勝利したことにより、次戦オーストリアから彼女が1stドライバーに昇格された。

 ミシェルはレース後の会見で

 「この週末のマシンはとてもセンシティブだった。でも予選ではタイヤの熱も入りやすかったし、ストレートでも伸びていた。最大限ダウンフォースを削ったセッティングだったけど、グリップしなかったわけじゃない。フリー走行では苦労したけど。」

 フリー走行後にギアボックスを交換。予選ではトップタイムだったものの5グリッド降格ペナルティを受けた。

 「メルセデスのPU(パワーユニット)は信頼している。だけどモナコ(ギアボックストラブル)カナダ(エンジンブロー)とトラブルが続いた。バクーでもギアボックスを交換したからね。今以上にメルセデスの努力を期待するわ。」

 またオーストリアGPから1stドライバーに昇格という話について

 「確かにマッサは経験があるし、実績も信頼もある。私も尊敬しているし、教わることは多いわ。だけど今シーズンに限って言えば速いのは私。それは自分でも自信をもって言える。だからその判断(1stドライバー昇格)は間違っていないと思う。」

 と語った。

 ウィリアムズCOD(カルボオンデマンド)の躍進に、3強も危機感をあらわにしている。

 レッドブルのクリスチャン・ホーナーは

 「彼ら(ウィリアムズCOD)の速さは見ての通りだよ。彼らはスペインでも、カナダでも、ここ(バクー)でもその速さを証明してみせた。とにかく直線が速い。高速コーナーでの安定性もある。だけど短所があるとすれば低速度帯だろう。それはモナコが物語っている。」

 と、低速域でのウィリアムズCODへのアドバンテージを強調した。

 フェラーリのセバスチャン・ベッテルは

 「あれほど簡単にスリップに入られて、あれほど簡単に置いて行かれる。トラクションのかかりはあまり良いとは言えないだろうけど、それを考えてもあまりあるほどストレートのパワーが違う。DRSを使っても彼女(ミシェル)の後ろには入れない。More Power(もっとパワーを)」

 と語っている。

 

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