ハシ・ビロコ、スーパーバイザー兼任で進む「クラブ監督へのレール」
BlackBirdAFCは、正式に来シーズンの人事を発表。
ロコー監督の二次政権となり、監督の座を争ったといわれるハッシェ・ベロー氏はSDの地位にとどまった。そして関係者の話ではなく、正式に発表されたことで見えてきた「クラブの未来構想」もある。
まずはBlackBirdAFCサッカースクールの代表を務めていたズーチャオ・ローリェンが戦術スーパーバイザーに、またハシ・ビロコも選手兼任で同じく戦術スーパーバイザーに就任した。同年代である彼らにとってこのポストは、いずれ訪れる「クラブ監督」への関門でもある。ここで結果を出せなければ未来の監督への道は絶たれてしまうだろう。
だが関係者はいずれ来るハシ・ビロコの監督就任は「既定路線」だと話す。
「クラブの中で一選手といえどビロコの発言力は非常に強い。その影響力はルボーGMも無視できないはずだ。またルボーがこれからもGMとしてクラブに居続けるためには、ビロコの影響力を味方につけたい。そのためのスーパーバイザー兼任ということだろう。本来、現フロント陣はロビシハー監督の勇退と合わせてビロコに『引退』という二文字を暗に要求していた。それは彼をすぐにフロントに入れるためだった。」
しかし、ハシ・ビロコは現役続行をかたくなに進言したのだ。
「いくらルボーといえど、ビロコを他のクラブに放出することはできない。そんなことをすれば、ブライトンで暴動が起きるよ(笑)」
そして決まった選手兼任での戦術スーパーバイザー。これは彼が監督になるための布石だ。
「あくまでロコーの二次政権はハッシェやビロコに監督をリレーするために必要なクッションでしかない。ロコー自身もそれをよくわかっていると思うよ。ハッシェはまだ若いし、ビロコも監督の経験はない。ロコーの元で監督業を覚えながら選手もこなす。それが出来ればクラブにとっては一番いい。」