プロデ・カルヴァのアンカー起用に残る不安。「まだ本調子とは言えない。」と指揮官は擁護。

イギリス・ガーディアンは、関係者の話として、「今後カルヴァの起用は考え直されることになるだろう。(アンカーとしての起用を)正しい起用と断言するに十分なクオリティを彼は確保できていない。」と、元スペイン代表MFの今後の起用についてクラブ内から疑問が挙がっていると報道した。
バラアニケプス体制になって2シーズン目の今季、プロデ・カルヴァは多くの時間を4-1-2-3のアンカーの位置で過ごしてきた。同ポジションのカルヴォーノやカルヴォッツィ、軽穂などが怪我やコンディション不良などで出場できないなか、彼はケガすることなく、シーズンを過ごしている。
だが、彼の「アンカー」としての素質に異を唱える声がクラブ内で挙がっているという。それは同時に、バラアニケプス監督の起用法に異論があるということにほかならない。
「空中戦の強さはある。だが、潰しにいくタイミング、インテンシティー能力の低さ、ゴール前でのマーク、どれをとってもカルヴォーノの安定感には程遠いパフォーマンスだ。」
と、クラブ関係者は酷評する。
「カルヴォーノが戦列に復帰し、中盤の底に彼が戻ってくるということは、再びカルヴァの起用法を考え直さなければいけない時期だということ。」
そんな声がクラブ内で挙がっていることに関してバラアニケプス監督は
「誰がそんなことを言っていたのかわからないが、噂は噂、私は現時点でアンカー起用はベストだと思っているし、まだ彼は本調子ではない。レアルの時も、バレンシアの時も、彼は期待に応えベストを尽くしてきた。」
と擁護した。カルヴォーノ復帰で、アンカーのレギュラーが変わる可能性については
「もちろん公平にチャンスはある。カルヴォーノの汚れ役としての能力は高く評価しているし、軽穂のプレイメーカーとしての素質も感じている。私にとっての第一候補が変化する可能性は大いにある。」
と、中盤の底に誰を起用するのか、さまざまな可能性を視野に入れると語った。